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(◞‸◟)

Vagrant上にMaxOS環境を構築してみる

Vagrant、とても便利なので使っている方は多いと思います。

大抵の場合、Vagrant上に構築するVMとしてはGNU/Linux系のOSディストリが多いと思います。

でも今回はちょっと変えて、MacOS X 10.9.2を構築します。

そこまで多いユースケースじゃないとは思うんですが、例えば環境構築用のBrewfileをつくろうと思った時に、真っ更なMac OSがあると毎度それにbrew bundleすればいいだけなのでテストしやすいです。

構築するといってもいつも通りboxファイルを指定してvagrant initからのvagrant upだけで終わります。

boxファイルは下記サイトの下部にMac OS X Mavericks 10.9.2 (source) with XCode, homebrew and command line toolsというものがあります。

A list of base boxes for Vagrant - Vagrantbox.es

ですが2014-05-17 14:30:00現在、このリンクは404になってしまっています。

なので、これを公開している方のgithubリポジトリにいきます。

GitHub - AndrewDryga/vagrant-box-osx: Issue tracker for macOS Sierra Vagrant box.

すると、DegitalOcean or AWS上にboxファイルが置かれているのでAWSを指定してboxを持ってきます

vagrant box add mac https://s3-eu-west-1.amazonaws.com/dryga.files/osx-mavericks-0.1.0.box

ファイルサイズが大きく数時間かかると思うので待ちます。

DLが終わったらいつも通り初期化して起動。

vagrant init mac

vagrant up

起動に多少の時間がかかりますが起動します。

このままでもvagrant sshなのでコンソールに入ることは出来ますがX環境に触れません。割と無意味です。

普通に使うにはVagrantからの起動ではなくVirtualBox経由で通常起動させます。

立ち上げたvagrantVMを終了し、VirtualBoxを起動。

するとさっき作ったMaxOS Xがリストに存在するのでそれを起動することで、いつものMacの画面が表示できます。

ちなみにMac OSVirtualBox上で使ってもGuestAdditionが使えるわけではありません。

このBoxファイルにはXcode, Xcode CommandLineTools,Homebrewがあらかじめインストールされているのでbrewfileなどが簡単に試せてとても便利です。

それと気になるライセンスですが、自分のMacのハードウェア上では2つまでVM起動していいっぽいので問題はなさそうです。

(iii) to install, use and run up to two (2) additional copies or instances of the Apple Software within virtual operating system environments on each Mac Computer you own or control that is already running the Apple Software, for purposes of: (a) software development; (b) testing during software development; (c) using OS X Server; or (d) personal, non-commercial use.

http://www.apple.com/legal/sla/docs/OSX109.pdf http://www.apple.com/legal/sla/docs/OSX109.pdf

使い道は少なそうですがあると便利というものでした。

ちなみにWindows上のVagrantで起動はしませんのであしからず。夢は見れません。